今から10年ほど前ですが、私は結婚もしていたし、子供もすでにいましたが29歳で派遣をしていました。

私は、運よくそのまま社員登用の話しがきたので、30代目前にして社員になりました。

もし、あの時、その話しが来なかったらと思うこともありますが、現在の派遣社員は、あの当時よりも少しマシになっている気もします。

しかし、そのままの人生は、もっと先に失望が待ち受けていることもあるかもしれません。

もはや派遣社員は珍しいことではない

かつて派遣切りなどが社会現象にすらなったこともありますが、早10年が経つ現在においても、派遣という制度は当たり前に存在し続けています。いえ、あの頃よりも、さらに非正規雇用は増えているのが実情です。

派遣切りを経験した世代は、すでに、そのほとんどの人が30歳を超えているでしょう。そして、それを知らない「ゆとり」と呼ばれる世代が、次々にまた派遣へと登録しているワケですね。

派遣切り以前は、まだ、派遣という働き方が珍しいという空気もありましたが、現代においては、当たり前のように定着してしまいました。

昔よりも給与が断然イイ

あまり良いイメージがない派遣ですが、待遇は昔に比べると随分とよくなりました。私が派遣だった時代は、時給900円~1200円程度でしたが、今は1500円です。

これは、私の住む九州の地方では、かなりの高待遇です。コンビニやファミレスのバイトは、いまだ800~900円程度ですから、1500円は異次元とも言えます。

かと言って、昔と比べて、物価や家賃に変わりはありません。地方では1500円の時給は充分すぎるほどに良い待遇なのです。

人手不足は増々深刻に!完全売り手市場の到来

仕事が無いとは誰が言っているのか?と問いたいくらいに、2017年の今、製造の現場の人手不足は深刻です。

派遣を募集しても、人は簡単にはやってはきません。1500円になるのも人手が要因になっているのでしょう。

その上、嫌なら他に仕事もあるものだから、すぐに辞めていきます。仕事の内容そのものも、昔に比べると激甘い現場もあります。そうせざるしか無いのです。

今、派遣といえども売り手市場なのが、製造の現場です。

生活レベルは正社員と変わらない30代

時給が1500円にもなると、残業が1~2時間で、日給は15000円にもなります。

休日の出勤などで、手当てが別に付いたりすることで、給与が30万円を超えることも珍しくありません。

30代においては、正社員とも変わらない給与をもらっている派遣もたくさんいます。

「派遣だから生活が苦しい」という声は、もはや聞こえなくなりました。

あぐらをかいていると40代で気がつく

贅沢をしなければ、普通に生活することには、困ることもありません。

30代で派遣をしていることが恥ずかしいと思う人も、言わなければ他人にはわかりませんし、生活も同じように送れます。

しかし、人生の状況が一変するのは40代からです。

派遣の仕事は、やはり自己の成長がとまってしまっていることが多いのです。

これは、正社員であっても同じことなのですが、製造の現場では、自己成長がないままに、数年という月日が経っている人が多いです。

やはり派遣という区切りのある仕事であると、次の派遣先や転職などが必要になったときに、あなた自信の成長の度合いを示すことが必要になってくるのです。

しかし、決まった作業に従事してきただけの人には、それがありません。

派遣から抜けだすなら自己啓発を怠るな

正社員は、あなたが思っている通り、守られています。自己の成長がなくとも、リストラの対象になるのは、派遣の後です。

あなたが思っているとおり、社員であっても、やっている仕事は大して変わりありません。

社員であっても、大して実力がない人間は山ほどいますし、リストラされれば行き先もないでしょう。

だから、あなたは、同じであってはいけないのです。

30代で派遣でいることに不安を感じているのであれば、その間に自己啓発を怠ってはいけません。

就業後には、1時間、2時間と、自分の成長のために資格を取る勉強であったり、試験に望むなりの自己啓発は絶対に必要です。

歳を取るにつれ派遣からの転職は厳しい

歳を取って転職をしようとすると、若い頃には聞かれなかったことが面接で聞かれます。

特に、「マネージメント」です。

つまり、上司として他の人間をマネージメントしてきたか?が選考の要素のひとつになってきます。

派遣でいると、圧倒的にこの質問に対して、不利になっていきます。

そのためにも、他の人が持っていないであろう資格であったりが必要になるのです。

30代も中盤を過ぎると、転職は一層難しいものになってきます。

派遣切りは繰り返されると私は思う

今、派遣だけども、そんなに生活に困っているワケでもないという30代は、たくさんいます。

しかし、これからも20代の新しい子と、同じように仕事をしていれば、いつしか人手が必要でなくなった職場から、また大量の派遣切りが起きるのではないか?と私は思っています。

一度は、一人もいなくなった派遣さんが、気がつけば今、現場の半数は派遣さんという状況なのです。

何気なく日々を過ごすのが最も危険です。

過去に何かしらの仕事をしていたのであれば、そういったことを評価してくれる会社を、今から見つけてみるも良いでしょう。