そろそろ夏のボーナスの話しが盛り上がってくる頃ですが、基本的には、大企業においては春闘などで、ボーナスについての回答も得られているために、働いている本人たちは、すでに承知しているものです。

さて、アベノミクスやらで、給与をあげていきましょうね的な声が聞こえてくる割には、全く身入りが増えたと思えない昨今。今年の夏のボーナスについて、経団連から、こんな発表がありました。

経団連は9日、大企業を対象とした2017年夏のボーナスの第1次集計をまとめた。社員500人以上の上場企業82社の平均妥結額は91万7906円と前年実績に比べて4.56%減った。90万円の大台は維持したが5年ぶりに減少に転じた。春季労使交渉が始まった年初に円高で企業業績に不透明感が広がったのが響いたもようだ。

ちなみに、どこの誰が90万も貰ってんだよっていうツッコミは、とりあえず一旦忘れてもらって、気になるのは4.56%ってところです。

4%は、あっさりと言えるほどの減り方ではないと思うのですよ。50万円のボーナスから2万円減ると考えれば尚更です。

ちなみに、経団連といっても、あらゆる企業がありますので、どの業界も一律に悪いのかと言えばそうではありません。

下に、経団連が実際に出しているPDFファイルへのリンクもあるので見られてくださいませ。

▼2017年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(加重平均)
http://www.keidanren.or.jp/policy/2017/045.pdf

ボーナス減の理由がベア確保?

ここのところの円安で、もっともオイシイ思いをしていてもいいはずの自動車業界においては、マイナス6.5%になっていました。

造船と自動車だけが大幅にボーナス減になっている形で、他の業界においてはプラス、もしくは微減なのです。

トヨタさんは過去最高の収益だよーとか言われているので、他メーカーは、マイナス10%とかなってるのでしょうか?

いえ、なっていないはずです。三菱は知らないけど。

経団連からは、こういったコメントもあったよです。

経団連によると、今春の労使交渉ではベースアップ(ベア)の確保を優先し、ボーナスの要求水準を引き下げる企業も目立ったという。

なるほど。だからだね~・・。って、増々おいっ!

ボーナス支給額はベースが基本

腑に落ちない回答だなと思った人もいるのではないでしょうか?そもそもボーナスというのは、ベアが基準で決まるものだからです。

「基本給の5ヶ月分プラス5万円」とか・・。

そういった、話し合いを、いわゆる春闘っていう期間の間に、組合と会社がごちょごちょやっているものだからです。

つまり、基本給が2千円あがれば、その年のボーナスは、年間で1万円あがるのが必然なはず。

でも、毎月2千円あげたんだから、ボーナスは年間4万円減らすねって話しになると、それって年収でいうと、下がってるやんってならへん?

もはや消費拡大は無理と思え

配偶者手当がなくなったり、報奨金精度がなくなったりと、何かと理由を付けながら、もう何年も給与があがらない人たちは多く、これからも消費が拡大することは、まず無いだろう。

私が、最近思うのは、消費は今後どう考えても縮小していき、高齢化社会は確実にもう来ているのです。ボーナスがあがることには期待していないですが、政策で給与をあげることは無理強いでしかありません。

現実を受け入れ、給与があがることがなくとも、暮らしやすい社会にしていく方策を考えていくべきではないでしょうか?