自動車メーカーの求人は大きくわけると3タイプと考えて良いと思います。いわゆるラインで働く仕事から、海外でも活躍する営業職まで、全てをひっくるめて自動車メーカーです。

大学を出てラインで働いている人もいれば、中卒でも生産管理をする人も、もちろんいますが、一般に学力によって、3タイプのエントリー先にわかれるようになっています。

高卒、高専卒、大卒(大学院)の順で、それぞれに書いてみました。

製造ライン配属

技能職と呼ばれるラインでの仕事です。自動車ラインの仕事は、かなり過酷な労働と言っていいですが、それでも、就職するための入り口は狭いです。

工業高校などで、校内でもトップクラスの成績を取り、学校の推薦を貰うことで道が開かれます。普通に仕事ができれば、職制級までの出世は時間の問題なだけで、高卒で就職した中では、悪くない給与と休日で人生を送れます。

中途での入社は、期間工や派遣からのステップアップで、もっと狭き門です。出世も難しいので、生涯を体力勝負で乗り切っていくことになりますが、末端の中年社員でも年収500万円程度は貰えるので、お金に困る生活には陥りません。

生産管理、製造技術

生産管理や、製造技術といった職種には、工業高等専門学校(高専)でトップクラスの成績を取って、学校推薦で技術職として就職する人が多いようです。

現場のラインと一緒に仕事を取り組んでいくのですが、現実には、ラインの現場と生産の管理をする間には、壁があります。意見が衝突することも多いですが、ほとんどの場合は、現場の意見が全く聞き入れてもらえないことが原因です。

ラインには入らないですが、実際の現場のことをわからずに、改善を求められるために、自分のことで必死になり、ますます現場と調和が取れていない人が多いように思えます。体力的にはキツイ仕事ではないのですが、辞めていく人も少なくありません。

営業、設計開発

大学を卒業して工場の建屋とは違う場所で、働いている人たちです。自動車メーカーは日本でも優秀な企業になるために、商社や金融に次いでも難易度が高い就職先と言えます。

大学卒業というよりも、大学院(修士過程)まで終えている人が多くいます。

製造業は、圧倒的に理系が有利になります。自動車メーカーの求人の5割以上は、技術職での求人になるので、それぞれの分野でのプロフェッショナルを必要としています。

自動車メーカーへ就職が多い大学

トヨタ自動車などのトップ企業にもなると、出身校も、誰もが聞いてわかるトップクラスの国立大学名が並びます。

東大、京大、東工大、阪大、筑波大、横浜国立大、神戸大、埼玉大、東京農工大、千葉大などの、機械工学科や電気電子工学科などからの就職が多いようです。

もちろん、東京理科大、明治大、法政大、同志社大、立命館大などの私大からの入社もいます。