人余りと不況の20年の苦しい日々

私が高校を卒業して間もない1995年~2000年頃は、就職氷河期と呼ばれる時代に突入しました。学校を卒業しても、正規に仕事に就けない人が多く、新卒1年目からフリーターになる人が出現したことで社会問題にもなりました。

一時すると、製造の世界では続々と定年退職者が出てきて、空席に新たな新卒者が入るかと思われましたが、それも一変しました。

それまで終身雇用で働いてきた人の仕事の代わりは、派遣の非正規でまかなえるという図式に変わっていき、またたく間に派遣会社が世間に浸透していきます。

賃金の高い労働者は、安い派遣社員に置き換えらながら、2006年頃にやや景気の回復の兆しを見ましたが、2009年にはリーマンショックの波が世界を襲い、派遣社員が仕事を失っていくことが再び問題になりました。

そういった過去に直接携わってきた、現在の40代前後の人たちは、特に仕事を失うことに対して敏感なところがあるでしょう。仕事に就くことが難しかったことを体験してきた世代です。

辞めたら生きていけるかな?はもはや心配のない日本

しかし、働いていると気がつかないものですが、外の環境は、この10年でとんでもなく変化しています。終身雇用という考え方は、徐々に消えつつあるのは、すでに承知のことですが、働く場所がないという体験は、当分の間はしないことになるでしょう。

日本は、今、過去にはない人手不足の時代へと突入しています。

仕事に就けない人は居ない!過去最強の人手不足

そんな人手不足はいつまで続くのか?と思う人もいますが、2060年には、国内の働き手は今の半分にまで減っているという予測が出ています。