派遣社員であることがネックになり、結婚に踏み切れない人は多くいます。今回は、そんな方たちちょっとした勇気を持ってほしいという思いで書いてみました。
収入の不安は社員になっても消えるモノではない
派遣だから結婚までは・・・と思っている人の、大半の人は収入の不安によることが結婚に踏み切れないネックになっているでしょう。
しかし、収入の不安というのは、結局のところ、どこかの企業の社員であっても消えるモノではありません。
ここ最近では、東芝の粉飾決算などがわかりやすい例ですが、世界の電化製品をリードしてきた大企業である東芝であっても、1部上場から姿を消すのです。
東芝は、ここ十数年に渡り、人員整理を積極的に行ってきた企業ですが、それでも状況は好転しません。
自動車工場においても、トップメーカーだから安泰であるとは限りません。かつて日産の経営の立て直しに、カルロス・ゴーンは、就任時に最初に行ったことも人員の削除でした。
昨今、業績の伸びがよい日産ですが、その始まりはリストラであったことを、私たちはもう忘れかけています。
サラリーマンでありながら、収入の不安が消えるのは、公務員で、「一生何があっても我慢して勤めることができる」と言い切れる人くらいではないでしょうか?
相手の親に仕事を聞かれたらどう答えるべきか・・
次に気になるのは、非正規であるという世間体です。特に、相手の親に自分が派遣の仕事をしていますとは、なかなか言い難いものです。
現実は、世間の3割以上の勤労者が、すでに正規社員でなく、非正規で働いていると言われています。
しかし、相手の親の世代は、派遣といったシステムもなかったような時代ですから、非正規社員とうものが今ほど理解されていません。
やはり、相手の親に面と向かって、結婚の話しを切り出すには、自分が派遣であるということは負い目に感じても仕方がありません。