長く勤めている割には、給与は中途入社した、10ウン年前からほぼ横バイ。ほんの少し上がった給与以上に、税金だ年金だと金はたかられていくばかり。
何よりも、お金のために働いているっていう原理原則を無視しちゃってないか?
厳しくなかったって聞いたことない
春闘の前になると、会社と組合の話し合いだか、馴れ合いだかが行われているのが、だいたいこの時期。
毎週のように、まるで、殺し合いでもはじまるのはないかと思わせる、熱い論争があったかのような、台本どおりに適当にこなされたであろう会報に目を通す。
こんなにも、目一杯残業して、休日出勤して、加えて、おめーらがボヤきまくっていた、円高80円代は、急円安によって120円とかまで日本が安く見られて良かったなーって展開なのに、会社こう言います。
「情勢はますます厳しい」
いやいや、世界のトヨタさんにおいては、過去最高のなんたらで、こんだけめいっぱい働いていて、厳しいって・・。
「それ、おめーの経営の手腕が先に問題じゃね?」
って、末端の底辺社員の俺ですら思ってしまうのです。
でも、こんだけ全社員でがっつり働いて厳しいって、それヤバイっしょ。
やり甲斐はお金です。
近頃は、ライフワークバランスだとか、仕事にもっとやり甲斐をだとか、
あのね・・。会社にくる理由って、お金のためなんです。
僕の人生の時間を、労働というものに、切り売りしているんです。
末端の底辺社員の私に、仕事のやり甲斐を押し付けてもらっては困ります。
仕事に達成感とか、やり甲斐とかあるに越したことはないですが、何を置いてもお金が優先です。
お金はもらえなくても人の役に立つ仕事がしたいんですとか、これっぽちもありません。
欲しいのは頑張ったねではなくってお金です。
仕事を頑張るのは、お金が欲しいからです。尊敬してるワケでもない上司に褒められるためにやってることは、ひとつもありません。
別に希望して行った部署とかではありません。単に歯車のひとつとしてきた、偶然そこにいた他の人に褒められるために働いているのではありません。
頑張ったねって言葉は必要です。個人的にはいりませんが、円滑な集団生活においては、激励は必要です。お金渡してればいいんだろ?って考えでは、人はついてきません。
でも、お金渡さないやつは、それ以前にお話になりませんから、論外に人はついてきません。
「頑張ったね」よりも、給与があがることを望んでいます。そして、それが一番うれしいです。
仕事が充実してますとかってのは建前です。
会社が、やり甲斐うんぬん言い出すと、「アホか?」と素直に言えない連中が、媚だします。
「やっぱり、仕事はお金じゃないですよね」は、本音で言ってません。建前です。
なのに、それを真に受けて、もっとやり甲斐のある職場を作ってやろうと、勝手にはりきりだすヤツがいます。
やり甲斐を持てることを否定はしませんが、これもお金が優先です。
「お金はいらないので、やり甲斐があればいいです」は、歯車の僕らは望んでいません。
やり甲斐が欲しくなったら、この会社は辞めます。ここでは求めていません。我慢して切り売りした時間の対価が欲しいのです。
やり甲斐のために生きるならまず会社を辞めます
大きな製造会社ってのは、見えないカースト制度が存在します。
いえ、見えないと思ってるのは、呑気なやりがい主義者だけで、末端の僕らは自分を奴隷だとすら例えています。見えています。
ライフワークバランスなんてのは、自分でどうにかするから心配しないでください。
やり甲斐は、欲しくなったら、会社を変えますから心配しないでください。
望んでもいないことに、べらぼーに給料が高い人たちが集まって会議することが、もったいないです。幸せは自分で考えますから、もっと生産性や損益に目を向けて、厳しいって言わなくてもいいような会社になることに注力してください。
時間を持て余して会議しているのであれば、一緒に手を動かして生産してくれれば、早く帰れるから、ライフワークバランスはもっと充実します。
私の職場は1工程しかありませんから、どーぞ手伝ってください。腕組んで考えなくても、あっさり生産性は2倍で、あなたの雇用も守られます。