求人の広告などでもよく見かけますが、「期間工で働いてお金を貯めよう」みたいな話しよく聞きますよね。
働いていれば、無駄使いしなければいいってだけの話しなんですけど、期間工って、実はお金貯めやすい理由もあります。
なんと言ってもお給料が良い
貯金しようなんて言っても、お金が入ってくることが前提ですからね。やっぱり、お給料は多いほうがいいです。
地方の高卒新入社員が最初に貰えるお給料なんて、月給で20万円もあればいいほうですが、期間工はもっと貰ってます。
自動車工場の期間工は、年間で400万円くらいの収入になる計算になります。
地方の高卒の新入社員が、地元の製造工場などに就職しても、400万円を初年度から貰えるような会社は、数えるほどしか国内には無いのではないでしょうか?
若い子が、正社員なんてバカらしいと思ってしまうのも、ほんとわかりますよね。
寮費と光熱費が無料だったりする
最も貯金に貢献してくれるのは、寮費と光熱費が、ほとんどかからないことです。
例えば、トヨタ自動車の期間従業員は、寮費、光熱費は無料です。
トヨタ市は、お世辞にも都会とは言えない場所ですが、物価は驚くほどに高い町でした。
普通に自分で部屋を借りるとなれば、5万円は持っていかれます。これに、電気や水道も自分で負担すれば、結構な生活費です。
一般的には、それは学生でも払っている、当たり前の生活費なのですが、期間工はこれを丸々節約できるのが利点です。
あまり耳にしなくなりましたが、「出稼ぎ」として期間工に来る人が多いのも、稼ぎ先での生活費がかからないメリットがあるからです。
仕事は送迎あり
期間工は、会社によっては、車を持ち込むことができません。この時代に車を持てないというのはイケてない、、といよりも、車の工場で働くのにダメなの?って疑問もありますが。
寮と勤務先の往復は、バスやワゴン車などで送迎してくれるのが期間工です。
通勤にかかる電車代やガソリン代が不要になりますし、決まった時刻に送り迎えされる為に、寄り道することがありません。余計な無駄遣いも避けることができます。
食費は安いとは言えないが
朝、昼、晩を、寮や会社の食堂で賄うことができます。
食事代は安いとは言えないですが、それでも外食やコンビニのお弁当と比べれば、いくらかは節約になります。
寮は自炊には向いていないのですが、お米を炊いたりしながら、食費も抑えるようにしている人も多くいます。
田舎すぎて無駄使いしようが無い
実は、これが大きいのではないかという感じもしますが、自動車関連工場の多くは、田舎です。
寮周辺が、そこそこ栄えているような場所もありますが、コンビニすらないような寮に居る人も、たくさん居ます。
少し羽目を外してお金を使って遊ぼうと思っても、何も無い・・ってこともあります。
ただし、反動で、思い切りお金を使ってしまう人も多く居ますので、自重できるかは人次第ですね。
デリバリーは寮には呼べませんから、わざわざ新幹線にまで乗ってでかける人も居ますから。
満了金は退職金のようなもの
期間工には、その期間を乗り切る・・いや、やりきると満了金なるものが用意されています。
3ヶ月程度では、数万円しかないこともありますが、2年、3年と続けている人には、100万円が用意されていることもあります。
最後の最後にまとまったお金が入るので、無駄使いせずにお金が入ることになります。
手取りは25万円だが一月で使うお金は5万円だけ
期間工で、月に20時間くらい残業を含めれば、手取りのお給料は25万円くらいになるでしょう。
けれども、寮費や光熱費、通勤もお金がかかりません。
毎日の食事にかかるお金と、息抜きに少し遊びに出かけることがあったとしても、月に5万円程度しかお金を使わないで生活が成り立つそうです。
無駄にギャンブルやお酒にお金を使わない節約できる人であれば、半年で100万円貯める人も珍しいことではありません。
将来のために、お金をためたい人には、期間工という選択も良いと思います。