期間工に応募する際に不安になること

自動車会社で働いてみようかなと考えたときに、何の経験も知識もない自分がやっていけるものなのか?という心配を持っている人は多いようです。

誰でも最初は初めてなのですが、工業高校でも出ていれば少しは知識もあったりしますが、普通高校卒で飲食のアルバイト経験しかないという場合は心配になるものわからなくもありません。

自動車工場で、見たこともないような機械を扱うこともあるかもしれませんが、基本的には、誰でもできる仕事です。

期間工の仕事も部署によって様々です。自動車工場のラインは、一番先頭から車が出来上がるまで、それぞれが違う仕事をするものですが、あなたはその中のひとつの作業を任されることになります。

もちろん、あなたがこれから覚える仕事は、あなただけにしか出来ないということはありません。それだと、あなたがお休み貰えなくなりますからね。

現場に行くまえに会社の受け入れ教育を受ける

期間工になると、まずは会社の受け入れ教育のようなものを受けることから始まります。会社によって違いますが、2日~1週間くらいで、会社の歴史を学んだり、安全に関する講習があったりと、新入社員がはじめに習うようなことですね。

トヨタなどでは、現場に配属される前に、実技として、インパクトレンチの使い方などを習います。組立工程などでは、インパクトレンチを多用しますが、振動工具による疾病はよく起こるために、全員の共通認識として教えこまれます。ここで要領が良い人は、そのまま組立課にいくことも多いようなので、適正を見られているのかもしれません。

配属される部署が決まります

一緒に入社した他の期間工の人と、心も打ち解けてきたところですが、次は現場に配属されるために離れ離れになります。

それぞれに配属される現場が伝えられると、職場の長に連れられて、それぞれの現場の休憩所などに連れられていくでしょう。

あなたが使うロッカーの鍵を貰ったり、その職場でしか使わない保護具などをもらいます。ここから先は、あなたがこれから働く工程の仕事を、実際に覚えていかなくてはいけません。

未経験でも作業手順所の通りに仕事を覚えるだけ

いきなり作業をやれと言われることはありません。それぞれの現場で、仕事を覚えやすいように様々な工夫がされています。

職場によっては、ラインの外に、ラインでする仕事と全く同じ環境で訓練できるようになっていたりもしますが、実際には、ラインの中で一緒に教わりながら覚えていくことになるでしょう。

基本的には、指導係のような人の元で作業を覚えていくことになると思いますが、自動車工場では、作業の内容が一挙手一動まで、マニュアル化されています。

作業要領書や作業手順書と呼ばれるもので、作業はこの手順書が絶対です。何かしらの部品を右手で取るのか?左手で取るのか?どこの部分を持ちのかまで細かく指示されています。

作業手順書は完コピです。そう言われると覚えられるか心配にもなるかもしれないですが、一人が覚えなくてはならない作業は、だいたい1分前後ですから、手順を覚えるだけであればそう大変ではありません。

ちなみに、この1分前後の作業時間のことをタクトと呼びます。

未経験でなくとも最初の2~3日は想像以上に手足を痛い

実際に作業の訓練に入るとわかるのですが、最初の2~3日は手や指が痛くなったりすることは良くあります。痛いといってもケガなどではなく、日頃使わない筋肉が筋肉痛になったりします。

慣れるまでは、無駄に力が入ってしまうために、ほぼ必ずなります。ベテランのライン工であっても、持ち場の工程が変われば、慣れるまでに何かしらの痛みを感じています。それにすら慣れてることだから、いちいち言わないだけです。

しかし、本当に無理してケガをしてしまっては元も子もありません。気の利く指導係であれば、少し休憩を入れたり様子を見たりしてくれますが、職場それぞれですから、あまりに痛む場合は、自分から言うようにしましょう。

タクトに間に合わないストレス

ラインの仕事は、それぞれが淡々と作業をこなしていますが、見ていればできそうなことも、やってみると全く違うものです。

一通り作業も覚えて、いざラインの中でやってみますが、まず間に合うことはありません。

あなた以外の作業者も全員が同じタクトで仕事をしているので、あなたひとりが間に合わないだけでも、組立課のラインなどは全停止します。これが、最初のうちはものすごいストレスになります。

作業の内容や手順は2日もあれば覚えれることはできますが、タクトに間に合うように作業ができるようになるには、1週間~2週間ほどかかるようになるのが普通です。

作業を覚えて3日目くらいに焦って悩む人もいますが、これは慣れの問題ですから、指導係から、細かなコツを聞ききながら慣れていくしかありません。

未経験でも1週間程度で独り立ちして作業をしていきます

実際にラインの中で1週間くらい作業して、そろそろタクトにも間に合うようになってきたなというところで、テストをする部署などもあります。

テストと言っても、職場の長が実際の作業を見にくるだけですが、そこで大丈夫そうだなとなると、いよいよ独り立ちする時です。ここをクリアすれば、明日からは、この工程はあなたに任されることになります。

これも個人差があるために、あなたと一緒に期間工で入った同期は、先に独り立ちしていたりすることもありますし、あなたが2週間経っても独り立ちできていないこともあります。

しかし、そもそも作業の内容が同じワケではありませんから、そういったことにも悩みすぎないようにしましょう。

まとめ

期間工の仕事を覚えることは、難しいことは一切ありません。しかし、作業になかなか慣れずに、最初の2週間くらいは、悩んでしまう人も多くいます。

あなたも同じように悩んでしまう時期があるかもしれないですが、その時はこの話しを思い出されてみてください。一ヶ月もすれば、悩んでいたことも忘れているはずです。