工場勤務の仕事は、体力の消耗も毎日激しいものですが、疲れをさらに大きくさせているのは、交代勤務の不規則生です。
自動車工場においては、2交代勤務をとっている会社がほとんどで、多くの従業員が一斉に動くことから、渋滞緩和のために朝の稼働を早くしている会社が大半です。
実際に、この交代勤務が、どうしても体に馴染めずに、正社員で入った従業員でも、数ヶ月で辞めていくことがあります。
若いうちは、寝ないで遊んでいられる体力もありますが、30歳過ぎにもなると、睡眠とは上手に向き合っていく必要がでてきます。
働いている人の中にも、交代勤務による生活リズムを作るのに、あらゆる工夫をしている人も多くいます。
夜勤明けに寝れない人の対策法
夜勤明けに寝れない人の多くは、明るさと騒音が原因になっていると思われます。
実際には、クタクタになって帰宅しているので、お風呂の中でもウトウトしてしまうほどなのですが、眠りについたあと、目覚めてしまう時間が早すぎて時間調整ができていないことが多いです。
昼間でもしっかりと眠れるように、こういった対策をしています。
カーテンは真っ暗になるものを使う
寮などに備えつけのカーテンは、すでに対策されたものを使用してくれていることもありますが、民間の借り上げアパートや、自分で借りている場合は、カーテンを確認してください。
学校の視聴覚室のような、真っ黒のものではなくていいですが、明るさを遮ってくれる遮光カーテンを使うことで、部屋を真っ暗にすることができます。
あえて2度寝にする
あまりに早く起きてしまうと、夜勤務に出勤する頃には、眠くて仕方ないといった悪循環にハマります。
私は、夜勤務に14時に家を出るときには、13時に起きるようにしています。しかし、現実には9時や10時に目覚めてしまう人も多いものです。
私は、9時目が覚めてしまったときには、素直に起きて食事をとります。また自然に眠くなったら、13時まで2時間程度、それから眠りにつきます。
朝起きれない人の対策方法
よく眠れないままに仕事へ行くことに悩む以上に、深刻になりやすいのが、起きれないといった悩みです。
起きれないのは、会社員にとっては致命的で、自動車工場では遅刻は何よりも自分の評価を落とします。
人が欠けると、ライン全体の仕事に影響が出るために、遅刻、ましてや寝坊はご法度です。
しかしながら、本人も仕方なく起きれないだけであり、場合によっては、それが原因になって精神的に追い込まれることもあります。
目覚まし時計にはお金を惜しまない
携帯電話の目覚まし機能を使うことで、目覚まし時計といったものを必要としない人もいますが、起きるのに自信がないのであれば、購入しておいたほうが良いです。
お金を出してまでわざわざと思うかもしれませんが、遅刻1回の損失は、自分の評価も含めて考えると、1~2万円どころの損失ではありません。
睡眠不足で会社で体調不良になろうとも、起きれずに遅刻するよりは、マシなのですから、目覚まし時計の購入は惜しんではいけません。
あまり、見向きもされないですが、目覚まし時計といっても、いま時代のものは、大きく進化しています。
特に、「光目覚まし」が、私のオススメです。これを使うようになって、寝起きの不快な頭痛などもなくなりました。
朝といっても、交代勤務の私たちの場合は、陽が昇る前に仕事を始めているので、深夜に起きているに変わりありません。
朝日を浴びないままに起きて動くのは、体調を悪くする原因のひとつになっているのだとか。
大きな音で無理やり起きるのではなく、自然に部屋が明るくなることで、快適に目覚めるようになります。